WHIP
heyyyyyy.
今日も野球。w
セイバーメトリクスの指標を、今日もご紹介させて頂きたいと思います。
今日はタイトルにもあるように「WHIP」をご紹介します。
これもピッチャーに関する指標です。
WHIPは「Walks plus Hits per Innings Pitched」の略で、
投球回あたりの与四球数と被安打数の合計って意味です。
要は1イニングあたりで平均何人ランナーを出しているかってことです。
算出方法は
(被安打数+与四球数)÷投球回数
と、比較的容易です。
走者を出さなければそれだけ失点する確率も低くなるので、
その投手の安定度を計るのに使われる指標です。
大体1.20未満でエース級、1.40以上あると印象が悪くなります。
1.00未満になると宇宙人クラスです。
先発投手はもちろんですが、WHIPはリリーフ投手の実力を見るのに適しています。
特にワンポイントで使われることが多いような投手は、
自分の出した走者を後の投手が返すかどうかで防御率がかなり左右されるためです。
あとは問題点として、長打も単打や四球と同じ扱いで計算している点や、
BABIP(これについてはまた別の機会にご紹介します)という指標に大きく依存している点が挙げられます。
MLBの歴代最高はペドロ・マルティネスが記録した2000年の0.74。
マルティネスは先発投手としてこの年規定投球回もクリアしているので、
1イニングあたりランナーを1人出すか出さないかという投球をした先発投手ということになりますね。
WHIPには問題点も多いので懐疑的な意見も多いですが、
最近はテレビ中継などでもテロップが出ることも増えたので
覚えておくといいかもしれません。
see ya.